「介護」だけではない。人生に寄り添い、一人ひとりの「自分らしく生きる」に彩りを。
社会福祉法人 伸こう福祉会(介護)

社会福祉法人 伸こう福祉会

 

1976年に保育所運営を皮切りに神奈川県にて保育・介護・福祉事業を展開し44年。
今回取材に伺ったのは神奈川県横浜市に本部を構える社会福祉法人 伸こう福祉会だ。
経営者の「前例のないことにチャレンジしたい」という強い想いから多様な福祉サービスを提供し続ける、業界の異端児ともいえる存在。

今回は特別養護老人ホーム3施設のひとつから、「クロスハート幸・川崎」へ伺った。こちらの施設、一歩足を踏み入れると、あることに気が付く。それは、私たちがもっていた「介護施設」のイメージを根底から覆すファッショナブルでスタイリッシュな施設であるということ。(クロス)ハート=赤で統一されたインテリア、数々のこだわりグッズ。カフェコーナーに図書コーナー。この日は胸高まるその場所で、伸こう福祉会代表の高田氏と、若手社員の代表雄山さんよりお話を伺った。

 

 

切にしている想い
― まずは「ご利用者様のことを第一に」。今もこれからも、健康と幸せを守りたい。―

「うちは落ち着きのない法人なんですよ」と笑顔でお話される高田理事長

 

当法人は保育サービス事業、介護事業、障害者支援、グループでは在宅医療専門のチームを持つ法人です。主たる事業は、特別養護老人ホームの運営ですが、デイサービス事業も保育所の運営も行っています。この、介護だけでもない、障害者支援だけでもないという点が最大の特徴です。創業以来、「社会にないものを作り出し続けたい」いう想いから、ニーズを探り組織を変化させ続けている結果です。ずっと「落ち着きのない法人」なんですよね。(笑)でもなんと言われようと、これからも、前例のないことに挑戦をし続けたいですね。

とはいえ、一番は「まずはご利用者様のことを第一に」という気持ち。新しいビジネスへの挑戦も、地域貢献活動も大切ですが、何よりも最初にご利用者様の健康と幸せを一番に考えていきたいですね。

 

― 目指すは「もう一つの家族を感じられる、疑似家庭的介護施設。」―

介護施設というよりは、家族のぬくもりを感じられる場としたいですね。もちろん本当の家族ではなく「疑似家庭」。とはいえご利用者様が長い時間を過ごされる場所。真に寄り添う介護ができた時は、家族にも見せたことがないような笑顔を得る事もありますし、それが一番のやりがいですよね。スタッフからも「ご利用者様のお役に立ててうれしい」といった言葉を聞くと嬉しいですね。根底にこういった気持ちがあれば、長く続けていけると思います。

 

―「施設で看取ることが全てだとは思っていないんです。」―

これからの時代、「自分の終焉は自分でデザインする時代」に移り変わっていると思います。「お葬式代にお金をかけるなら、高くてもいいから美味しいものを食べたい」「自分に気の合う介護士さんや看護師さんと共に最後は自宅で過ごしたい」。こういう価値観も、正しいと思うのです。大切なことは「自分がどうしたいのか」。私たちはお客様の多様化するニーズに対応できるよう、社会福祉法人の枠組みに拘らず、これからも新しい挑戦をし続けたいと思います。

 

▲スタイリッシュな介護施設もまた前例のない挑戦の一つだろう。

 

入社後のキャリアと求める人材像とは
―「本当に求められる福祉」を生み出すためには、多様な価値観を持つ人材が必要。―

入社後まずは当法人の基盤となる「介護職」からキャリアをスタートしていただくことが多いと思います。介護という仕事を通じて、社内の共通言語を知り、法人を知り、社員を知り、そしてご利用者様の事もよくわかるようになるはずだと思うからです。
一方長年、同じ仕事をしていると専門性は高くなりますが、視野が狭くなることもあるでしょう。当法人の場合、介護から保育へ、保育から障害者支援へとスタッフが適宜ローテーションしており、他業務で得た経験や視点を今の仕事に生かしてもらいたいと考えています。

実は、当法人で働く職員の中には、(当社が運営する)保育園を卒園した子が入社をし、介護職員や看護師として活躍する者もいます。こういったサイクルが回っていることも、長きにわたり当法人が幅広い事業を展開しているが故のよいところかもしれませんね。

 

多様性を個人の成長と組織の改革に生かす
 元イタリアンのシェフが腕を振るう介護施設

今、ご利用者様の価値観も多様化する中、様々な個性や強みを持つ職員が互いを認め合い、世の中の変化やニーズに目を向けることはとても大切なことだと思っています。職員が多様になればなるほど、それだけ職員の持つ能力も多様になるということで、結果的に法人がより良くなり、人を幸せにしてくれると信じています。

川崎のクロスハートには、元イタリアンのシェフが働いてくれています。彼はご利用者様に喜んでいただけそうな、美味しくて健康的でかつ食べやすいうえに、とても美味しいのです。しかも盛付けも美しい。これって人を幸せにしていますよね。

 

盛り付けも美しいお料理です!(こちらは当日来館していた研修生用の食事とのこと

 

私たちの施設には外国人の方も働いていますが、これも介護の担い手としてだけではなく、其々の国の文化や習慣等を私達の法人にシェアして欲しいという気持ちで働いて頂いています。そしてもし将来母国へ帰国されたら「長寿国日本での介護職最前線で働いた経験を自国で生かしてもらいたい」とも思っています。

 

おばあちゃんから貰ったものを素直に受けて素直に返す。その循環が施設をよくしていく。

まずは、「お年寄りの役に立ちたい」といった気持ちのある方が長く続けられると思います。経験がなくても、資格取得は入社後にサポートを行いますので、まずはそういった気持ちが一番大切です。あとは、誰の話も「素直に」聞ける方が向いているように感じますね。素直な方は、ご利用者様の良いところもすぐに見つけることができますし、お話を聞くことも上手。とてもかわいがってもらえると思いますよ。

 

理事長が考える「介護職」とは
介護の仕事とは、お年寄り一人ひとりの何気ない日常に「彩」を添えること。

ご利用者様のご家族は毎日施設へ来訪することは難しく、イベントの日に来て頂く事が多いのです。逆に言うと、介護のスタッフはそのイベント以外の「日常」を、ずっと一緒に過ごしている。その何気ない日常に「彩」を添えることが私たちのもっとも大切な仕事なんです。

顔色を見て「今日はお腹の調子がよくなさそうだからヨーグルトを食べてみましょうか?」とか「昨日より元気そうですね?」といった些細な声掛けもその一つ。おじいちゃん、おばあちゃんにしてみたら、かわいい第二の孫のように思い、接して下さるかもしれません。それこそが私たちの目指す「第二の家庭のようなぬくもりのある施設」といえる所以なんです。

 

若手社員インタビュー

ここからは、若手社員から見た「伸こう福祉会」の本音に迫るべく、入社2年目の雄山(おやま)さんにお話を伺いました。

 

この業界を目指した理由とは
介護が必要な方も障害のある方も。僕たちと何ら変わらない

大学では地理学を専攻していたこともあり、当初は福祉業界で働くことは考えていませんでした。たまたまお世話になっていた先輩の影響で福祉、特に障がい者支援の世界を知り、関心を持ち、学びを深めたことが始まりです。
以前は「自分には関係ない」と切り離して考えていた世界。でもいざ学んでみると「介護や障がいを持った方々も僕たちと同じ様に生活を送っていることには変わりないがない」ということに気が付きました。知る前は、「介護施設で暮らす皆さんの生活」を切り離して考えていた自分が恥ずかしくなり、それが心の中にあったので、進路決定時には迷わずこの業界を選びました。

また、福祉や介護業界はチーム連携が大切な一方で個の力も問われる世界。自分の努力次第では、「雄山さんだから信用できる」といってもらえる可能性のある環境だと思いました。自分自身、頑張った分しっかりと評価される仕事がしたいという気持ちもあり、この仕事を選びました。

 

日々のお仕事について

主に、ご利用者様のお食事・入浴・排泄介助や、ご利用者様とのレクリエーション等を行っています。お食事や入浴については、主に自力では難しくお手伝いが必要な方の介助をさせて頂いています。ここはご利用者様に合わせるというところが大切で、自力でできる方は見守ることが「自立」という意味でもとても大切です。

夜勤もあります。夜勤の場合スタッフ3人でだいたい6~70人のご利用者様のサポートをするので昼間以上にご利用者様が安全に過ごせるように常に神経を巡らせています。普段担当はしていない方もサポートをすることもありますのでより一層注意を払い業務にあたっています。

 

― 心がけていること 

ご利用者様の中にはなかなか自力で起きあがることも難しいという方もいます。そういった方は孤独になりやすいので特に話しかけるよう心がけています。「今日も雄山さんが来てくれて良かった」とおっしゃっていただくととても嬉しいですね。でも私としては当然のことをしたという認識なのです。このお言葉に甘んじ満足することなく、今後もご利用者様の「自立」をサポートできるような仕事をしていきたいと思います。

 

 

― 職場環境 

入職後は先輩が丁寧に仕事を教えてくれます。年が近い方もいれば大ベテランの先輩もいます。仕事について気軽に質問や意見交換のできる環境であることはとてもありがたいですね。「こういうサポートであれば安心されるのでは」といったようなアドバイスを頂けるので自分も大変勉強になります。同僚とはプライベートの話もしますし、オフを楽しむことも。お互いの職場の情報交換等も行いますので、同僚の介護面でのいいところを真似したり、時に相談したりと、とても居心地のいい関係ですね。

 

▲1日のスケジュール

 

学生へのメッセージ
興味のある事にはとことん首を突っ込んでほしい

これは面白いと興味を持ったことには、周りの目を気にせずに、とことん首を突っ込んでほしいですね。高校生のころはつい「皆がそうしているから」と同調してしまいがちだと思うんです。私の場合は大学生になり、自分がやりたいことにとことん向き合うことができたことで、自分の意見も素直に言えるようになり、とても楽になりました。

そしてその上でぜひ「チャレンジしたい」という気持ちを周りの大人にも話してください。

若い人たちのやりたいことを理解しサポートし、許容できる社会になってほしいと思います。かくいう私には将来、当法人で障がい者支援事業に携わりたいという夢があります。今はその夢に向かって目の前の仕事を頑張りたいと思います。

 

 

会社見学・インターンでできること

■内容
・全ての施設において就労前の見学が可能
・見学時は先輩職員が誘導。仕事内容などの説明を行う

■向いている人
・お年寄りの役に立ちたいという気持ちのある方
・素直で人の話を聞くことが上手な方

 

 

取材を通して感じたこと

「多様性って組織も人も幸せにするわよね」という高田理事長の言葉の通り、外国人も異業種からの転職者も、障害のある方も、「多様性」というみんなが自分の強みを生かした働き方をしている伸こう福祉会。多様性のある職場風土が故に、前例のない様々な「攻め」の戦略も打つことができ、常にご利用者様のニーズをとらえ、またそのための新しいアイデアもどんどん湧き出している。介護を主たる基幹事業としながら、「介護されない人生もまた良し」と言い切れる経営者もまた「素敵な方」だと感じた。

ご利用者様の人生や日常にどのような「彩」を添えられるかは、その人次第。決して楽ではない世界だと思うが、キャリアの選択肢を広げ、強みを見つけることができ、法人とご利用者様の笑顔と共に成長できる職場として、「伸こう福祉会」はぜひおすすめしたいと感じた。

 

会社情報

社会福祉法人 伸こう福祉会
理事長  高田益江
神奈川県横浜市栄区公田町1020番5
WEBサイト

会社見学やインターンのコーディネートはフェアスタートサポートまでお問い合わせください。

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  1. 大切な人との最期の時に寄り添う
    株式会社ファミリー・ホール(葬祭業)

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