山中無暦日 心からくつろげる旅館を
雉子亭豊栄荘(旅館)

 

雉子亭豊栄荘

 

 

箱根湯本駅から送迎循環バスに乗り、約10分。木々の緑に囲まれ、落ち着きのある佇まいをした建物が雉子亭豊栄荘(きじていほうえいそう)である。

日本を代表する観光地・温泉地の一つである箱根の地で営まれる豊栄荘には、都会の喧噪からの落ち着きを求めて、日本からだけでなく、海外からも多くの人が訪れる。

「お客様の身をお預かりして、心からくつろいでもらう」ために“はたらく”人々の想いに触れた。

 

 

切にしている想い

 

お客様の身をお預かりして、安心安全をベースに心からくつろいで頂く時間を提供する。


そのために、働いている我々の心が豊かであること。
家庭的な雰囲気の中で、生き生きと仕事が出来る会社であることを大事にしている。
社員が豊栄荘という会社、旅館や働く人、土地に愛着を持てるような場所にしたい。

 

(雉子亭豊栄荘 代表取締役 原さん)

 

 

主な仕事内容

 

■フロント
旅館の顔として、お客様を最初にお出迎えをする。また、予約の管理やお問い合わせに対応する。

 

■仲居
お客様の滞在中に一番近くでおもてなしをする。食事の提供やお茶入れなどを通して旅館内での身の回りのサポートを行う。

 

■内務
お客様が快適で安全に過ごせるように、館内整備や庭の整備などを行う。その他にも仲居さんのサポートなども担う。

 

■調理
旅の醍醐味である食事を調理し、お客様に提供する。(雉子亭豊栄荘の看板は雉料理)

 

 

社員インタビュー

 

社員インタビューでは、フェアスタートを通じて雉子亭豊栄荘に就職した松本さんに話を伺った。

 

 

まずは、松本さんが豊栄荘に入社を決めた理由について聞いた。

「社長の原さんや従業員一人ひとりからすごく柔らかい雰囲気を感じました。こういう社長のところで働いてみたいなと思いましたね。すごい物腰が柔らかいんです。」

その印象は3年経った、今でも変わらないという。

「従業員が柔らかい雰囲気だなって思うのは変わらないんですね。他の宿を見ても、豊栄荘はアットホームな感じというのを感じるようになりましたね。」

社長が大事にする家庭的な雰囲気が社内に根付いているのだろう。

 

また、実際に就職先を選択する際には様々なお店での体験を通じた経験も大きかったという。

「私は調理師志望でしたので、フェアスタートを通じていろいろなところの体験をしました。それで豊栄荘に来させて頂いて、他の職場より周りが気にかけてくれたんです。それが当時大きかったですね。ちゃんと気にしてくれてる。大体だと“これ見ててね”で終わっちゃうんですけど、豊栄荘の場合は、“やり方を見せるから実際にやってごらん”っていうのが多かったと思いますね。あっ、自分にも出来るんだという自信にもなったんです。それがいい印象に繋がったのかなと思います。」

「ポンッって就職したら、この先輩、嫌だなだけで終わっちゃうかもしれないんですよね。でも体験だと帰ってこれるわけじゃないですか。その後に考える時間とか周りの大人に相談する時間も出来るわけです。そういうのが大事かなって。」

豊栄荘の持つ家庭的な雰囲気と、本人が納得した上での就職が、インタビューの中でも見られた豊栄荘について語る松本さんの生き生きとした表情を支えているのだろう。

 

松本さんの、豊栄荘における仕事内容にも触れたい。

「今はフロントを務めています。前は調理場をやっていたんですが、そこで挫折してしまい、原社長のご厚意で内務やフロントも経験した後に、私には一番フロントが合っているんじゃないかという事になったんです。」

 

フロントでの仕事については、

「接客業の魅力はやっぱり色んな人に出会えること。ここは海外の人も多いので最初は難しかったですけど、少しずつコミュニケーションをとれるようになってきて。今では聞き取るのはまぁまぁ出来るようになってきたんです。」

と語るなど充実している姿が見て取れる。

現在の役割における基本のスケジュールは以下とのことだ。

 

 

社員寮での生活のため、通勤時間はほとんどない。

 

また、3食分の食事についても社員食堂にて提供されるという。

「お風呂は大体いつも23時頃に。大浴場で。」

毎日、箱根の温泉に入っているというのはなんともうらやましい。

 

また、退勤後の楽しみについては、

「ゲームが好きですね。あとは、漫画とか小説とか読むのが好きです。あと、最近ではyoutube。」

とのことだ。

 

休日には何をしているのか尋ねた。

「原付で持っているのでそれで出掛けて、一人カラオケ。後はゲームセンターに行ったりとかしてUFOキャッチャーやったり。」

学生時代の同級生に会う回数は減ったと言うが、うまく休日を使ってリフレッシュしているという。

 

最後にこれから就職を控える若者達へのメッセージを頂いた。

私が思うのは、一度二度くらいは挫折したほうが良いということ。挫折することを恐れないほうが良いのかな。私は学生時代に絶対挫折したくないとかひたすらまっすぐ、一度決めたらそれを曲げないつもりで頑張ってたいんです。でも何か、どうしようもないものに当たるんですよね。どうしようもないものに、ひたすらそれで掘り進んでいたら、周りの人たちがいつの間にか自分より上の方に行っちゃったりとかするんです。でも挫折っていうのは若い人の特権、若いから出来ることだし、この道じゃないと思ったら別の道から行こうかというのもありなんじゃないかなあって思います。また年取ってから、またここ進めようかなぁって。」

 

 

 

会社見学・インターンでできること

■内容
スタッフと同じように制服を着用し、業務補助(荷物運搬、洗い物、盛り付けなど)
豊栄荘で働く全体の流れや雰囲気を見ることが出来ます。

社員寮に宿泊して2日から1週間程度の日程を想定

 

■向いている人
自らなにか仕事に取り組もうとする人
人やお客様に対して思いやりのある人

 

 

取材を通して感じたこと

 

雉子亭豊栄荘を訪れて最初に目に飛び込んできたのは雄大な自然と、そこに建つ落ち着きのある佇まいの旅館。旅館の中にも穏やかな雰囲気が流れ、原社長の大切にされている「愛着の湧く場所でありたい」という想いが十分に表現されている場であった。

同時に、社員の成長を穏やかに見守る家庭的な雰囲気を感じる取材であった。

 

 

会社情報

 

雉子亭豊栄荘

代表取締役 原健一郎

神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋227

WEBサイト

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