社会に出る最初の一歩目の就職の「精度」をいかに高められるか。

社会に出た若者たちにとって「望まない失敗」「必要のない失敗」をいかに未然に防げるか。

ここにしっかりと向き合い、一人ひとり丁寧な就労支援を行い、主役である本人たちが高い納得感のもと自己決定をし、 人と環境に恵まれながら社会で育まれていく。

これの実現が本人たちにとっての「最善」であると私たちは考えます。 私たちは社会的養護の若者たちの就労課題を「社会との連携による仕組み」で解決できると信じています。 そのために、まず力を入れなければならないのは「最初の就職における早期離職」の解決です。

この最初の就職における早期離職は、

・「就職後の相談相手が少ない」こと

・「職業の情報」「職業適性を知る機会」などに恵まれないまま就職活動が始まること

・「社員寮あり」などの条件面を仕事内容よりも優先し、結果的に「就職先の選択肢が少ないに等しい」こと

・ 就職した会社が、どの程度本人たちの事情等を理解して育ててくれるかが、事前にわからず、就職自体の「ギャンブル性が高い」こと

が要因となって発生していると考えます。

児童養護施設退所者の一年未満の離職率は50.8%(H29年発表 東京都における児童養護施設等退所者への調査)とのデータがあり、離職を機に非正規雇用へ移行し、その結果非正規雇用の仕事が長く続くと、 十分な賃金を獲得できるスキルを身に付けにくく、また不安定な経歴から、すぐにやめてしまう人だと思われてしまうことも多いのが現状です。 このように最初の就職を短い期間でやめてしまう事で様々な「悪循環」に本人たちが陥ってしまうリスクがあります。

しかし、フェアスタートがこれまで各児童養護施設や里親家庭等からのご依頼のもと、会社見学やインターンシップを通じた縁を提供し、その見学先やインターン先に就職した若者については高い就職後定着率を実現できています。

・2016年4月新卒入社組→1年内離職率0%

・2017年4月新卒入社組→1年以内離職率15%

・2018年4月新卒入社組→1年以内離職率15%

勿論、定着率が全てではありませんが、最初の1社目を一定期間勤める中で、その間一人暮らしへの順応度、社会への順応度が少しずつ高まっていき、着実に社会人として成長できている若者達を私達は目の当たりにしています。

是非本サイトをご利用いただき、若者達にとっての選択肢の一つとしてお役立てください。

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